【試合コメント】6月21日（土）なでしこリーグ2部第16節 vsバニーズ群馬FCホワイトスター

岩田純児監督

プレナスなでしこリーグ2部　第16節（アウェイ）vs. バニーズ群馬FCホワイトスター2-0 勝利。

現在2位、今季わずか1敗のバニーズ群馬FCホワイトスターとのアウェイゲーム。
「必ず勝って広島に帰る」という強い気持ちを全員で共有し、試合に臨みました。

立ち上がりから積極的に相手陣内へ仕掛け、試合は早い時間に動きました。
4分、セットプレーのこぼれ球に反応した5番・長野が力強く右足を振り抜いて先制点。
この先制点で流れをつかむと、35分には相手の攻撃の裏を突く形でカウンター。
14番・濱田が縦パスに抜け出し、並走する相手DFを振り切ってペナルティエリアへ。
落ち着いて右足を振り抜いた一撃がゴールネットを揺らし、5試合連続となるゴールで貴重な追加点を奪いました。

その後は相手にボールを保持される時間が増えましたが、我々は全体で守備のスイッチを入れ、中央のコースをしっかり封じ、サイドではスライド対応で攻撃の起点を摘み取りました。
ピッチのあらゆる場面で、チームとしての約束事を遂行し続けた前半だったと思います。

後半も、立ち上がりから集中を切らさず、前線からのプレッシングを徹底。
30℃を超える厳しい環境の中でも、選手たちは最後まで走り切り、攻守において運動量で相手を上回りました。

相手に主導権を握らせる時間を最小限に抑え、守備陣は最後まで集中を保って粘り強く対応。
ゴール前でも落ち着いてプレーし、しっかりと無失点で試合を締めくくることができました。

ここ数試合、勝ち切れない状況が続いていましたが、この勝利で連続ドローを断ち切り、順位も8位に浮上。
そして、今季1敗しかしていなかった2位の相手からの勝利は、選手たちにとっても大きな自信につながるはずです。

次節はホームゲーム。
ここまで応援し、支えてくださっている皆さまに勝利という形で感謝を届けたいと思っています。
ホームでの勝利を、共に喜び合えるよう、良い準備をして臨みます。

DF5 長野栞奈

会場で応援してくださった皆様、結果を楽しみにしてくださった皆様、本当にありがとうございます！

やっとやっと、皆さんにいい報告ができます。

5試合連続引き分けで、負けないけど勝てない。
そんな現状と迫る降格争い。

焦る気持ちもある中、それでも勝利に向けて、準備を続けてきました。
それは、アウェー試合に行ったメンバーだけでなく、毎日のトレーニングで競い合ったり、動画の撮影などチームのために動いてくれたり、きつい練習でも声を掛け合ったりしてきた、広島に残ったメンバーも含めて全員で取り組んだ結果だと思っています。
だからこそ、今日の勝ちは本当に本当に嬉しかったです。

ここまでの引き分けの試合では失点が多かったので、クリーンシートで勝てたということもすごく嬉しかったです。
攻められる時間もありましたが、90分通して全員が集中してコンパクトな守備から強度高くプレッシングをかけ、そしてカバーリングができた結果だと思います。
攻撃面では、背後へのボールを狙っていき、得点にもつながりましたが、さらにその精度を上げること、相手を見てボールをつなぐか判断することなど、まだまだ改善できる点も沢山あると思うので、そこはレベルアップできるようにしていきたいです。
また、今日の試合は暑い中での試合で消耗戦でしたが、ベンチメンバーはいい準備をしてくれていたし、17人全員で声を掛け合って戦うことができたので、最後まで集中を切らさずに戦うことができたと思います。
これを続けていけるように頑張りたいです。

まだ3勝。
ここから私たちは成長し、もっともっと上へ上がっていきます。
だんだんと残り試合も少なくなってきましたが、チームのみんなと笑えるように、そしていつも応援してくださる皆さんに笑顔を届けられるように全力で戦いますので、引き続き応援よろしくお願いします！